芥川龍之介賞 最新情報

第172回芥川賞は安堂ホセさんと鈴木結生さんに決定!(2024年下半期)

第172回芥川龍之介賞の選考委員会が2025年1月15日(水)都内にて開催され、下記候補作品の中から安堂ホセさんの「DTOPIA」鈴木結生さんの「ゲーテはすべてを言った」が授賞作に決まりました。

安堂ホセさん

安堂ホセさん

鈴木結生さん

鈴木結生さん

候補者名候補作掲載誌月号
安堂ホセ(あんどう ほせ)受賞DTOPIA(デートピア)文藝秋季号
鈴木結生(すずき ゆうい)受賞ゲーテはすべてを言った小説トリッパー秋季号
竹中優子(たけなか ゆうこ)ダンス新潮11月号
永方佑樹(ながえ ゆうき)字滑(じすべ)文學界10月号
乗代雄介(のりしろ ゆうすけ)二十四五(にじゅうしご)群像12月号

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安堂ホセ受賞
1994年生まれ。2022年「ジャクソンひとり」で第59回文藝賞を受賞しデビュー。
〈作品〉「ジャクソンひとり」2022年文藝冬季号=第168回芥川賞候補、単行本は22年河出書房新社刊。「迷彩色の男」23年文藝秋季号=第45回野間文芸新人賞候補、第170回芥川賞候補、単行本は23年河出書房新社刊。「DTOPIA」24年文藝秋季号=第46回野間文芸新人賞候補、単行本は24年河出書房新社刊。
鈴木結生受賞
2001年生まれ。24年、西南学院大学卒。24年「人にはどれほどの本がいるか」で第10回林芙美子文学賞佳作を受賞。
〈作品〉「人にはどれほどの本がいるか」2024年小説トリッパー春季号。「ゲーテはすべてを言った」24年小説トリッパー秋季号。
竹中優子
1982年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。2016年「輪をつくる」で第62回角川短歌賞受賞。22年、第60回現代詩手帖賞受賞。24年、投稿小説「ダンス」で第56回新潮新人賞を受賞。
〈作品〉歌集『輪をつくる』2022年KADOKAWA刊=第23回現代短歌新人賞受賞、第48回現代歌人集会賞受賞。詩集『冬が終わるとき』23年思潮社刊=第28回中原中也賞最終候補。詩集『汐入町と洗濯機』24年しろねこ社刊。「ダンス」24年新潮11月号。
永方佑樹
〈詩〉をテキストのフォルムとしてだけではなく〈行為〉としてとらえ、水等の自然物やデジタル等を詩的メディアとして使用し、「詩を行為する」表現を国内外で展開(「Dialogue対話-Voix聲」:仏ポンピドゥ・センター企画「Jonas Mekas Poetry Day」2024 等)。19年、詩集『不在都市』で第30回歴程新鋭賞受賞。22年秋、米国国務省教育文化局の助成でインターナショナル・ライティング・プログラム(IWP/アイオワ大学)に参加。24年、初の中編小説「字滑り」を「文學界」に発表。
〈作品〉詩集『√3』2016年思潮社オンデマンド刊。詩集『不在都市』18年思潮社刊=第30回歴程新鋭賞受賞。「字滑り」24年文學界10月号。
乗代雄介
1986年生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒。2015年「十七八より」で第58回群像新人文学賞を受賞しデビュー。18年『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞、21年『旅する練習』で第34回三島由紀夫賞を受賞。22年、同作で第37回坪田譲治文学賞を受賞。23年『それは誠』で第40回織田作之助賞受賞、24年、同作で第74回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
〈作品〉「十七八より」2015年群像6月号、単行本は15年講談社刊。「本物の読書家」16年群像9月号、単行本は17年講談社刊=第40回野間文芸新人賞受賞。「未熟な同感者」17年群像7月号(『本物の読書家』に併録)。「生き方の問題」18年群像6月号。「最高の任務」19年群像12月号=第162回芥川賞候補、単行本は20年講談社刊(「生き方の問題」併録)。『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』20年国書刊行会刊。「旅する練習」20年群像12月号=第164回芥川賞候補、単行本は21年講談社刊=第34回三島由紀夫賞受賞、第37回坪田譲治文学賞受賞。「皆のあらばしり」21年新潮10月号=第166回芥川賞候補、単行本は21年新潮社刊。『掠れうる星たちの実験』21年国書刊行会刊。『パパイヤ・ママイヤ』22年小学館刊。「それは誠」23年文學界6月号=第169回芥川賞候補、単行本は23年文藝春秋刊=第40回織田作之助賞受賞、第74回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。「二十四五」24年群像12月号。

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