大宅壮一ノンフィクション賞 最新情報

第56回大宅壮一ノンフィクション賞(2025年)は西﨑伸彦さんに決定!

第56回大宅壮一ノンフィクション賞の選考委員会が2025年5月14日(水)に開催され、下記候補作品の中から西﨑伸彦さん『バブル兄弟 “五輪を喰った兄”高橋治之と“長銀を潰した弟”高橋治則が授賞作に決まりました。

西﨑伸彦さん

西﨑伸彦さん

候補者名候補作出版社
窪田新之助(くぼた しんのすけ)対馬の海に沈む集英社
西﨑伸彦(にしざき のぶひこ)受賞バブル兄弟 “五輪を喰った兄”高橋治之と“長銀を潰した弟”高橋治則文藝春秋
広野真嗣(ひろの しんじ)奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか講談社
安田浩一(やすだ こういち)地震と虐殺 1923-2024中央公論新社
和田泰明(わだ やすあき)ルポ年金官僚 政治、メディア、積立金に翻弄されたエリートたちの全記録東洋経済新報社
窪田新之助
1978年生まれ。ノンフィクション作家。明治大学文学部(日本文学)卒業。2004年JAグループの日本農業新聞に入社。国内外で農政や農業生産の現場を取材し、12年よりフリーに。
〈作品〉『データ農業が日本を救う』2020年インターナショナル新書刊。『農協の闇』22年講談社現代新書刊。『対馬の海に沈む』24年集英社刊=第22回開高健ノンフィクション賞受賞。
西﨑伸彦受賞
1970年生まれ。立命館大学卒。編集プロダクション勤務、週刊ポスト記者、週刊文春記者を経て2020年11月からフリー。幅広い分野で取材、執筆を続ける。
〈作品〉『巨人軍「闇」の深層』2016年文春新書刊。『中森明菜:消えた歌姫』23年文藝春秋刊。『海峡を越えた怪物:ロッテ創業者・重光武雄の日韓戦後秘史』23年小学館刊。『バブル兄弟:“五輪を喰った兄”高橋治之と“長銀を潰した弟”高橋治則』24年文藝春秋刊。『株の怪物:仕手の本尊と呼ばれた男・加藤暠の生涯』25年宝島社刊。
広野真嗣
1975年生まれ。98年慶應義塾大学法学部法律学科卒。神戸新聞記者、猪瀬直樹事務所スタッフを経てフリーに。2017年、『消された信仰:「最後のかくれキリシタン」――長崎・生月島の人々』で第24回小学館ノンフィクション大賞受賞。
〈作品〉『消された信仰』2018年小学館刊=第24回小学館ノンフィクション大賞受賞。「カトリック神父『小児性的虐待』を実名告発する “バチカンの悪夢”が日本でもあった!」文藝春秋19年3月号。「『就職氷河期世代』孤独と悲哀の事件簿」文藝春秋19年8月号。「二階俊博『最後のキングメーカー』の研究 菅政権誕生を演出した“権力のブラックホール”」文藝春秋20年11月号。『奔流:コロナ「専門家」はなぜ消されたのか』24年講談社刊=科学ジャーナリスト賞2025優秀賞受賞。「独占インタビュー 日本製鉄・橋本英二会長 なぜ今、『USスチール買収』なのか」週刊ポスト24年12月27日号、など。
安田浩一
1964年生まれ。週刊誌記者を経て2001年よりフリー。事件や労働、差別問題を中心に取材・執筆活動を続ける。12年、『ネットと愛国:在特会の「闇」を追いかけて』で第34回講談社ノンフィクション賞を受賞。15年、「ルポ 外国人『隷属』労働者」(「G2」vol.17)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)を受賞。
〈作品〉『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』2010年光文社新書刊。『ネットと愛国:在特会の「闇」を追いかけて』12年講談社刊=第34回講談社ノンフィクション賞受賞。『ヘイトスピーチ:「愛国者」たちの憎悪と暴力』15年文春新書刊。『「右翼」の戦後史』18年講談社現代新書刊。『団地と移民:課題最先端「空間」の闘い』19年KADOKAWA刊。『なぜ市民は“座り込む”のか:基地の島・沖縄の実像、戦争の記憶』23年朝日新聞出版刊。
和田泰明
1975年生まれ。97年、岡山大学法学部卒業後、山陽新聞社入社。上京後、大下英治事務所、週刊ポスト契約記者を経て、2005年4月から2024年2月まで週刊文春特派記者。現在、IR支援会社に勤務している。
〈作品〉『小池百合子 権力に憑かれた女:ドキュメント東京都知事の1400日』2020年光文社新書刊。『ルポ年金官僚 : 政治、メディア、積立金に翻弄されたエリートたちの全記録』24年東洋経済新報社刊。

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